冷え性一族の悲しい肩凝りの話。

「今日は天気が良いのでちょっくら散歩散歩♪」

と出かけてから1時間、気がつけば尼崎競艇の前へ。別にギャンブラーでもなんでもないのだが、思いのほか足が軽かったのでぶらぶらと歩いていたらこんな場所まで・・・
帰り道という概念が頭になかった。

えぇ、えぇ。調子に乗りすぎておりましたともさ。

帰り道は太陽も隠れて風が異常に冷たく、「ちょっとコンビニへ」くらいの軽装をしていた身にはかなり堪える。

帰宅して鏡をのぞけば何故かちょっと色白の自分の顔が・・・

教訓
「散歩は30分で帰宅できる距離までにしましょう」

「いかにも、私が幸せです」とお箸が言った。

普段は仏頂面の老婆が機嫌よく話しかけてきた、
愛らしい子供が別れ際手を振ってくれた、
青く澄んだ高い空にヘリコプターを見つけた、

それだけでなんとなく幸せを感じたのは、

必要以上の執着心を捨てようと思えたから・・・かも。